金茶が美しい「CLAY」のタバコスエード
TPオリジナル・ヘリテージコレクションのニューモデル
外羽根3穴のプレーントウ「CLAY」クレイ
新たに金茶が美しいタバコスエードが加わりました。
- 素材:CALF SUEDE
- 色:TOBACCO
- ラスト:T84
- 底材:SINGLE LEATHER
- 製法:GOODYEAR
- 価格:¥68,200(税込)
英国カントリーの源流とも言えるTOBACCO SUEDE
「タバコスエード」と聞いて微笑む方は少しベテラン世代かもしれません!
今でこそだダークブラウンやブラックを筆頭にスエードは
様々なスタイルに合わせる事が普通になりましたが
実は意外と最近のおはなし
90年代後半までカジュアルは別としてウエルト靴のスエードと言えば金茶のタバコ
主に英国カントリースタイルに合わせる認識でした。
スーツにスエードなんて一部の洒落物だけが許された時代で
一般的にはツイードとのコーディネートが最もポピュラーだったと思います…
それからクラシコイタリア、パリスタイル、東京スタイルを経て平成の終わりあたりでようやく
スエード=スポーティーの正しい認識が広まりつつありました。
本来の季節とも関係なく、メンテナンス方法も容易なことから
表革茶靴の次の選択肢としてドレスダウンの手法として現在の立ち位置が確立したかと思います。
余談ですが
我々TPでも今から20数年ほど前にドレススタイルにダークブラウンスエードを強くプッシュしました。
こぞってスタッフ皆で履き、ドレススタイルの新たな選択肢としてトレンドとなりました!
その要因として大きかったのは丁度その頃ラバーソールのシングル装着が浸透
それまではラバーソールと言えばミッドソールを要するダブルソールがセオリーで
海外メーカーも中々イエスとはなりませんでした。
今では当たり前のダイナイトソールのシングル仕様もスエードの普及と同時期だったのは偶然ではなかったかもしれません。
お洒落で機能的で美しい靴が履きたいという欲望
2000年初頭の革靴ブームの渦の中で新しい概念、スペックがたくさん生まれたことを懐かしく思います。
そんな経緯もあり昭和生まれの筆者にとってタバコスエードは
ルーツでもあり特別な感情を抱かせる由緒正しき懐かしいものなのです。
とは言え、令和6年!
もっと自由に楽しく履いて頂けると嬉しく思います。
皆さまならどのように合わせるのがよろしいでしょうか?
お馴染みホースライニング。とりわけしなやかなカーフスエードとのマッチングは抜群に良し。
えらく長い昔ばなしをしてしまいました。
皆さまのご来店心よりお待ちしております。