【トレーディングポスト名古屋店】
春夏の主役はローファー。
これで間違いはないんですが、大部分の人がローファーを履く中で「奇をてらわずに周りと少し差を付けたい」、そんな気持ちも捨てられません。
お洋服だって真夏ともなると重ね着はほとんどなく、シンプルにせざるを得ませんからなおさらです。
そこで、グルカサンダルを履いてみませんか?というお話。
グルカサンダルとは
グルカサンダルとは、アッパー部分を編み込んだような形状で構成され、踵部分はベルトでしっかりと固定されたサンダルの事を指します。
ネパールを出自とする勇猛な「グルカ兵」の装備であった事は有名ですね。
その為、サンダルとは言え基本的にはつま先を保護するようにオープントゥにはなっていません。
つま先と踵をしっかりとホールドし、かつ通気性を損なわない靴としてこの形に落ち着いたようです。。
しかしどう考えても戦場での防御力には不安しかないデザイン、僕が兵士なら「ブーツを履かせて下さい!」と言いたくなる所ですがそこはそれ。
世界中の軍隊で、ブーツの蒸れや不衛生さからくる水虫が大問題になっていた事を考えると、グルカサンダルは非常に合理的なデザインと言えるでしょう。
ちなみにグルカ兵ですが、足元こそゴツめのブーツになってしまいましたが、今もイギリスやインドの軍にしっかりと存在しています。
グルカサンダル、まずは素足にどうぞ
まずはサンダルの名の通り、素足に履いてみて下さい。
ソックスの色や柄を上手に使って、よりおしゃれに魅せる事が可能なデザインなのですが、履きなれないうちはなかなかハードルが高く感じるかもしれません。
その点、素足ならサンダルの感覚でコーディネートできますしなにより涼しい!
今のうちにどんどん履いて、秋口にはソックスと合わせて楽しみましょう。
革靴のイメージをある程度残したデザインなのでジャケットと合わせても極端にカジュアルダウンした印象にはなりません。
落ち着いたイメージと夏らしい軽快なイメージを併せ持つ、それがグルカサンダルです。
クロケット&ジョーンズのグルカサンダル

Crockett&Jones 品番:29397B-C01C1 モデル名:FISHERMAN
- 素材:ANILINE CALF
- 色:BLACK
- ラスト: 314
- 底材:CITY
英国ブランドという事もあって、色んな意味で正統的なグルカサンダル。
スタンダードなデザインのおかげか、英国靴らしさが色濃く残ります。
上品なジャケットスタイルをメインにお考えの方は特におすすめ。
シティソールのフラットで柔らかな履き心地も「らしさ」が溢れて良いですね。
カルミーナのグルカサンダル

CARMINA 品番:80823002
- 素材:ANTE VOGUE
- 色:CAMEL
- ラスト: OSCAR
- 底材:TRAMUNTANA
グルカサンダルのなかでは少数派と言えるストームウェルトを採用した1足。
ソールもコマンドのハーフラバーという厚みのある仕様で、少しボリュームのあるパンツにも相性が良いです。
見た目はどっしりしていますが、フレックスグッドイヤー製法なので足なじみが非常に早く、淡いベージュカラーな事もあって重さを感じさせない仕上がりです。
デュカルのグルカサンダル

DUCAL 品番:6962
- 素材:SCOTCH GRAIN
- 色:WHITE
- ラスト: ROMA
- 底材:LEATHER
エレガントなスタイルを得意とするデュカルらしいグルカサンダル。
スポーティーなカジュアル感とは違った、とてもドレッシーなルックスなので、キレイにまとめたお洋服の方が相性は良いです。
先ほどのカルミーナとは違い、底周りのボリュームを抑えたシングルのレザーソールですっきり。
リラックスした中にもしっかりとした高級感を演出できるのがデュカルのグルカサンダルです。
いかがでしたか?
今回は比較的落ち着いたコーディネートでお見せしましたが、もちろんショートパンツのように春夏らしいコーデも魅力的です。
夏は素足に、春・秋はソックスを使ってより楽しめるグルカサンダル、ぜひ履いてみて下さい。