クロケット&ジョーンズ 雨の日におすすめの革靴6選

クロケット&ジョーンズ 雨に強い革素材!!その名もウォータープルーフカーフ

ヨーロッパでは、雨の日用の革靴需要が低いようです。それは、日本に比べて降水量が少ないことが理由の一つだそうです。 ヨーロッパの革靴に使用される水に強いアッパー素材といえば、オイルレザーやポリッシュカーフ(ガラスレザー)など、カジュアルシューズに主に使用されるものが中心です。

今回ご紹介するクロケット&ジョーンズの革靴には、ウォータープルーフカーフが使用されています。ドレスシューズやビジネスシューズにマッチする、高級な見た目と耐水性を兼ね備えたアッパー素材です。

《雨の日に最適!!水に強いウォータープルーフカーフ》

ウォータープルーフカーフ(WATERPROOF CALF)とは、カーフにオイル分を含ませた水に強いアッパー素材です。通常のカーフと比べ高い耐水性を誇ります。ベースとなる皮革は、上質なものを使用しているため、通常のアッパー素材同様に柔らかな履き心地を得ることができます。クロケット&ジョーンズの高級な佇まいを損なうことがないことも魅力的な素材です。新品の状態は艶が出ていませんがシュークリームで磨く事で艶が出てきます。

*防水レザーではありません。デザイン上のステッチや製法上の隙間から水が浸入する可能性はございます。ウェルト部分の上部が水に浸からないように着用してください。

ウォータープルーフカーフを使用したおすすめシューズ

①持っていると便利!!普遍的なUチップ 『シェルトン3』

②ザ・ベーシック!!ストレートチップ 『コノート2』

③タッセルローファーの名品『キャベンディシュ3』

④ローファーの名品『ボストン2』

⑤ベーシックなペニーローファー 『グランサム2』

①持っていると便利!!普遍的なUチップ『シェルトン3』

CROCKETT&JONES 品番:20314A-C21D1 モデル名:SHELTON 3

憂鬱な雨の日のお仕事。ドレッシーなスラックスを履く日や、チノパンやデニムと合わせたビジカジスタイルの日もあると思います。色々なスタイルでコーディネートした時に便利なモデルがUチップのシェルトン3(SHELTON 3)。Uチップは、ビジネススタイルのカジュアル化もあり、ビジネスシーンでも地位を確立しつつあります。紐靴のカッチリ感がありながら、ラフ過ぎないバランスの良さがUチップの魅力です。

商品ページはこちらから>>>

《デザインの特徴は、乗せモカ&ストームウェルト》

シェルトン3の特徴は、“乗せモカ”です。乗せモカとは、その名の通り、甲部分にU字型のパーツを乗せ縫い付けたモカのことです。2枚の革を合わせ縫う、合わせモカよりもスッキリした印象になり、モカの膨らみがないので水捌けも良いです。

ストームウェルトとは、ウェルトとアッパーの接合部分から水が浸入しないようにウェルトを盛り上げて接合部分を隠したウェルトです。ハードに使うことが前提のカントリーシューズではお馴染みの仕様で、雨の日にもおすすめです。

 

②ザ・ベーシック!!ストレートチップ『コノート2』

CROCKETT&JONES 品番:20106A-C21C1 モデル名:CONNAUGHT 2

大事な会議や冠婚葬祭の日に限って、雨になることがあります。雨靴では、テンションが上がらない・・・。そんなシチュエーションにおすすめなのが、ベーシックなストレートチップである コノート2( CONNAUGHT 2 )。

コノートとは、発売から50年以上経過しながら今も支持される現存するクロケット&ジョーンズ最古のストレートチップです。その後継版であるコノート2は、王道の英国的なラウンドトゥのシルエットを継承しながら、フィット感を向上させたアップデートモデルです。正統派のストレートチップに高機能素材と現代的な履き心地を兼ね備えた、まさに進化したクラシックシューズです。

《クラシックなルックと優れたフィット感を兼ね備えた、おすすめのラスト379》

ザ・イギリス靴と呼ぶべきクラシカルなラウンドのシルエットのまま、甲回りから踵を小ぶりに設計されたラスト379を使用しています。クラシックなラストの泣き所である、甲から踵のゆったり感が解消されています。踵が小さく足が華奢な現代の日本人に対して相性が良く、日本人好みのルックスとフィット感を兼ね備えます。

③タッセルローファーの名品『キャベンディシュ3』

CROCKETT&JONES 品番:C&J26212A-C21C1 モデル名: CAVENDISH 3

雨の日でもお洒落をしたい!!そんな時におすすめなのがタッセルローファーの名品キャベンディシュ3(CAVENDISH 3)

タッセルローファーは、アイビーリーグ(Ivy League)と呼ばれるアメリカ名門大学の学生たちが着用していたことで知られるアイビースタイルの定番デザインです。アメリカから生まれたデザインをクロケット&ジョーンズのフィルターを通すことでエレガントで洗練された印象になります。

商品ページはこちらから>>>

《ドレッシーなスタイルでもコーディネートできる端正なルックス》

キャベンディシュ3(CAVENDISH 3)は、イギリスを代表するタッセルローファーと言っても過言ではない名品です。この靴は、イギリス靴らしいクラシックで端正な雰囲気を持ち、デザインは洗練されており、優雅さと品格を備えています。スーツスタイルの足元にはもちろん、ドレスカジュアルからカジュアルスタイルまで、幅広く使用することができます。その汎用性の高さによって、キャベンディシュ3は便利でお洒落な一足として人気を集めています。

④ローファーの名品『ボストン2

CROCKETT&JONES 品番:C&J26224A-C21C1 モデル名: BOSTON 2

雨の日でも、お洒落をしたい!! そんな時におすすめなのが ローファーの ボストン2(BOSTON 2)

タッセルローファーと比較してもよりラフな印象を与えるローファー。しかし、そのデザインは一つ一つに個性があります。ボストン2は、重厚感があり、ドレッシーな印象を持つローファーとして知られています。この靴は、カジュアルスタイルやビジネスカジュアルスタイルを一段上のレベルに引き上げてくれるでしょう。

商品ページはこちらから>>>

《ツイストモカがローファーを上品な印象にしてくれます》

このツイストモカのディテールは、クロケット&ジョーンズの品質と職人技術の証です。手作業で施されるステッチは、細部まで丁寧に仕上げられており、靴全体に高級感と繊細さをもたらします。この手作業の甲革のステッチが、ボリュームのあるラウンドのシルエットにドレッシーな印象を与えます。エレガントな印象を与えつつも過度にドレッシーすぎないため、幅広いスタイリングに対応できます。ビジネスシーンからカジュアルな場まで、様々なシーンで活躍することができるでしょう。

⑤ ベーシックなペニーローファー 『グランサム2』

CROCKETT&JONES 品番:26225A-C21C1 モデル名:GRANTHAM 2

ボストン2に比べてオーソドックススタイルのローファーであるグランサム 2(GRANTHAM 2)。

ボストン2(BOSTON2)と同じ376ラストを使用した、フィット感に優れたローファーです。グランサム2の魅力とは、良い意味で普通!!流行り廃りのないベーシックなデザインをお探しの方にピッタリなデザインです。ボストン2が”重厚感”に対してグランサム2は”軽快感”が魅力です。

商品ページはこちらから>>>

《ボストン2 とグランサム2も違いは?モカ部分にあり》

ボストン2とグランサム2の大きな違いは、モカの縫い付け方にあります。ボストン2のツイストモカに対してグランサム2では、合わせモカと呼ばれる方法で縫い付けられています。合わせモカは、2枚の革を合わせて縫う方法であり、一般的なモカシンの仕様です。グランサム2もON/OFF兼用で使用することができますが、より足元を軽く見せたい場合におすすめです。

水に強く滑りづらい雨の日におすすめの『シティソール』

シティソール(CITY SOLE)は、 ダイナイトソールで有名な英国ハルボロラバー社が製造するクロケット&ジョーンズ純正ラバーソールです。革靴のエレガントな印象を損なわないデザイン性、屈曲性と優れたグリップ力が特徴のラバーソールです。今回ご紹介しているコノート2・キャベンディシュ3・ボストン2・グランサム2に使用されています。

《雨の日は、なぜ滑る?》

そのグリップ力は、突起部分に切られた溝に秘密があります。雨の日に滑るのは、底材と地面の間にある“水”が原因です。接地する瞬間に水に乗ってしまい滑っているのです。そのため、水捌けを良くなるように、溝を切っている底材は滑りづらくなるのです。船の甲板で使用する事がルーツのデッキシューズの底材と同じ理屈です。とは言え、滑らない前提ではありませんので雨の日の駅の構内などフラットな路面を歩行する際は注意して歩きましょう!!

イギリス靴の定番ラバーソールである『ダイナイトソール』

英国製ラバーソールの定番であるダイナイトソール(DAINITE SOLE)。一般的に流通しているダイナイトソールとクロケット&ジョーンズの純正ダイナイトソールは、ゴムの配合が異なるため、後者の方が若干柔らかくクッション性やグリップ力に優れています。履き始めは、若干硬い印象ですが履き込むごとに屈曲し、馴染みが出てきます。シェルトン3とテッドベリーはダイナイトソールを使用しています。イギリスのラバーソールといえば、ダイナイトソール派の方も多いのでは?

《クロケット&ジョーンズ ウォータープルーフカーフのお手入れ方法》

ウォータープルーフカーフは、お手入れ方法が何通りかありますのでご説明させていただきます。

  • 有機溶剤の配合量が多いシュークリームを使用するとオイル(油)を溶かしてしまう恐れがあるため、有機溶剤を使用していない天然由来の素材で作られたシュークリームを使用いただくがベストです。
  • トレーディングポストで扱っているシュークリームも有機溶剤の配合量が少ない為、ご使用いただけます。
  • ミンクオイルで油分を補給し、通常はシュークリームを使用する方法もあります。ミンクオイルの塗り過ぎると艶が落ちるため、調節しながらお塗りください。
  • クリーナーも使用できますが水性の革に優しいリムーバーをお使いください。
  • 仕上げで防止スプレーを併用する事で水の弾きが更に強くなります!!

クロケット&ジョーンズ 純正靴修理(シューリペア)

トレーディングポストの実店舗では、クロケット&ジョーンズの純正ダイナイトソールとシティソールの修理を受け付けています。オールソール(底全体の張替え)以外にも、トップリフト(ヒールのゴム部分)やヒール交換なども対応しています。その他にも、フルソックシート(全敷き)やハーフソックシート(半敷き)も交換も可能です。クロケット&ジョーンズの靴であればトレーディングポスト以外で購入された靴でもかまいません。

その他、傷んだ箇所の補修を含め靴の状態を拝見しますので、ぜひ愛着のあるクロケット&ジョーンズの革靴をトレーディングポストへお持ちください。