クロケット&ジョーンズ~水に強い?雨の日におすすめの革靴~

【クロケット&ジョーンズに待望の新作が登場】

日本には、春雨、白雨、秋雨、時雨など季節毎に情緒あふれる雨の呼び方があります。その他にも緑雨や紅雨など雨にまつわる色々な言葉があります。それは、日本が世界の平均に比べ、降水日や降水量が多く一年を通して雨が降る国だからです。何と日本は、傘の所持数も世界一位だそうです。雨と切り離す事が出来ない日本。そんな日本にぴったりな“革靴”がクロケット&ジョーンズからリリースされました。

【イギリスを代表する靴メーカー、クロケット&ジョーンズ 】

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イギリスが誇る老舗シューメーカーであるクロケット&ジョーンズは、1879年に革靴の聖地イギリス・ノーサンプトンで設立されました。設立から現在に至るまで、高品質なグッドイヤーウェルト製法の靴を作り続けています。元々は、軍用靴や名立たるビスポークメーカー等のOEM生産が中心でしたが、1997年にはロンドンのジャーミンストリートに初の直営店をオープンさせました。さらに翌年には、名品オードリーに使用されるラスト377が生み出される切掛けとなる、フランスのパリにも直営店をオープン。現在はアメリカのニューヨークに2店舗構え、進化の歩みを止めません。さらに2017年には、プリンス・オブ・ウェールズのロイヤルワラントを授与され、名実ともにイギリスを代表する靴メーカーとなりました。

【クロケット&ジョーンズ 雨に強い革素材!!その名もウォータープルーフカーフ。】

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ウォータープルーフカーフ(WATERPROOF CALF)とは、カーフにオイル分を含ませ、耐水性を高めた素材です。新品の状態は艶が出ていませんがシュークリームで磨く事で艶が出てきます。艶が出ることでドレスシューズの高級感を損なわないのも魅力のひとつ。

世界中でも同素材を使用している国が少なく、雨の多い、日本の気候に適した素材と言えるでしょう。デザイン上のステッチや製法上の隙間がる為、防止とは謳えませが、通常のカーフレザーと比較すると高い耐水性を誇ります。

《クロケット&ジョーンズ ウォータープルーフカーフのお手入れ方法》

初めて知った方も多いと思うウォータープルーフカーフ。どの様に革のお手入れするのか気になりますよね?何通りかのお手入れ方法がありますのでご紹介いたします。

  • 有機溶剤の配合量が多いシュークリームを使用するとオイル(油)を溶かしてしまう恐れがあるため、有機溶剤を使用していない天然由来の素材で作られたシュークリームを使用いただくがベストです。
  • トレーディングポストで扱っている一般的なシュークリームも有機溶剤の配合量が少ない為、ご使用いただけます。
  • ミンクオイルで油分を補給し、通常はシュークリームを使用する方法もあります。
  • クリーナーも使用できますが水性の革に優しいリムーバーをお使いください。
  • 仕上げで防止スプレーを併用する事で水の弾きが更に強くなります!!

【クロケット&ジョーンズ 新定番ストレートチップ コノート2】

普遍的でクラシックなストレートチップの新定番と呼べるコノート2(CONNAUGHT 2)にウォータープルーフカーフ仕様が登場。そもそもコノートとは、発売から50年以上経過しながら、クラシックスタイルの定番モデルとして現在も支持される現存するクロケット&ジョーンズ最古のストレートチップ。その後継版であるコノート2は、王道の英国クラシックなラウンドのシルエットを継承しながら、フィット感を向上させたラスト379を使用したアップデートモデルです。正統派のストレートチップに高機能素材、さらに現代的な履き心地を兼ね備えた、まさに進化したクラシックシューズ。

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《クラシックなルックと優れたフィット感を兼ね備えた、おすすめのラスト379。 》

ザ・イギリス靴と呼ぶべきクラシカルなラウンドのシルエットのまま、甲回りから踵を小ぶりに設定したラスト379。クラシックなラストの泣き所である、甲から踵のゆったり感が解消されています。踵が小さく、足が華奢な現代の日本人に対しても相性が良く、日本人好みのルックスとフィット感を兼ね備えます。今までフィット感を得るために、サイズを下げて指先に負担を掛けていた方には、非常におすすめの木型です。

《オードリーで使用されているラスト337(オードリー)や他のラストと履き比べると?》

他のラストと履き比べた際は、このような印象です。

<ラスト337Eウィズと比べると?>

指先が若干ゆったりしていますが、甲から踵のフィット感が強くなります。同じサイズでフィット感が上がる感覚です。

<ラスト337のDウィズと比べると?>

比べて見るとハーフサイズダウンで少し緩め。337Dがピッタリのお足の方には、敢てお勧めいたしません。

<キャベンディシュ3で使用されているラスト375と比べると?>

指先が若干ゆったりしており、甲から踵のフィット感がやや甘めと言った印象です。ですが、足が極端に細くなければ、サイズを下げる程ではないと思います。緩いというより程よいゆとりを感じます!!

《クロケット&ジョーンズの新定番ラバーソール、その名もシティソール。》

底材には、ダイナイトソールを製造する英国ハルボロラバー社製のシティソール(CITY SOLE)を使用しています。革靴のエレガントな印象を損なわないデザイン性、屈曲性と優れたグリップ力が特徴のラバーソールです。

《雨の日は、なぜ滑る?》

そのグリップ力は、突起部分に切られた溝に秘密があります。雨の日に滑るは、底材と地面の間にある“水”が原因です。地面や底材ではなく、接地する瞬間に水に乗ってしまい滑っているのです。そのため、水捌けを良くなるように、溝を切っている底材は滑りづらくなるのです。船の甲板で使用する事がルーツのデッキシューズの底材と同じ理屈です。とは言え、滑らない前提ではありませんので雨の日の駅の構内などフラットな路面を歩行する際は注意して歩きましょう!!

【クロケット&ジョーンズ ラスト348を使用した定番チャッカブーツのテッドベリー】

クロケット&ジョーンズを代表する2000年代初頭に登場し、定番として君臨するラスト348。そのラスト348を使用した、チャッカブーツの定番モデルがテッドベリー(TETBURY)です。テッドベリーは、映画007シリーズでジェームズボンド役のイギリス人俳優ダニエルクレイグが着用した事でも有名なモデルでもあります。ファッションアイコンでもあるジェームズボンドのお眼鏡にかかる非常にファッショナブルなデザイン。そのテッドベリーがウォータープルーフカーフを使用し、より実用的で便利な1足に生まれ変わりました。

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《直営店舗で支持を受けるクロケット&ジョーンズを代表するラスト348とは?》

近年クロケット&ジョーンズが生んだ最も重要なラストと言っても過言ではないラスト348。名品オードリーで使用されているラスト337誕生から数年後に誕生したラストですが、ラスト337のモダンでシャープなシルエットを更に進化させたエッジの効いたスクエアのシルエットが特徴です。ヨーロッパを始め、欧米で人気の木型となっており、ハラムやアレックスなど、人気の誇る定番モデルに多用されている木型です。

《ラスト348の履き心地は?》

シャープなシルエットの為、細目の履き心地をイメージされる方が多いですが、履き心地はいたって標準的。クラシカルなラウンドのラストと同サイズで履ける感覚です。

最近主流の375ラストや379ラストなどの後方部分を小ぶりに設定した木型と比べると、ゆったり目の印象です。指先にゆとりを持たせられればハーフサイズ下げられる方が多いです。

《クロケット&ジョーンズ~雨に強いイギリス製のラバーソール~ダイナイトソール~》

底材には、ラバーソールの定番であるダイナイトソール(DAINITE SOLE)を使用しています。ラバーソールは、底材から水が染み込まないため、濡れた路面でも使える雨の日の強い味方です。側面から見た印象がレザーソールに近いため、革靴の高級感を損なうことがありません。さらに優れた耐久性も魅力のひとつ。履き始めは、硬い印象ですが履き込むごとに屈曲し、馴染みが出てきます。一般的に流通しているダイナイトソールとクロケット&ジョーンズの純正ダイナイトソールは、ゴムの配合が異なるため、後者の方が若干柔らかくクッション性やグリップ力に優れています。

【クロケット&ジョーンズ フィット感に優れたラスト376を使用したペニーローファー グランサム2】

ローファーの定番であるボストン2(BOSTON2)と同じ、376ラストを使用したオーソドックススタイルのローファー、グランサム 2(GRANTHAM 2)。

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《ボストン2 とグランサム2も違いは⁈モカ部分にあり‼》

ボストン2との大きな違いは、モカの縫い付け方です。ボストン2は、一枚の甲革を摘まんでステッチを掛けていくツイストモカを採用していますが、グランサム2は、2枚の革を合わせ縫う、合わせモカを採用しています。アメリカンテイストのツイストモカに比べ、合わせモカは、ヨーロッパ的な印象に。モカ部分ひとつ取っても個性がありますね。ドレスカジュアルやカジュアルスタイルであれば、どちらのモカを選ばれても問題ありません!!

《ボストン2で使用されるラスト376の履き心地は?》

ラスト376も日本人好みのラウンドのシルエットと優れたフィット感を兼ね備えたラストです。ラスト379同様、踵の小さい日本人と相性の良いラストになっています。ローファーを履く際に踵を抜けなくするため、指先がタイトでもサイズを落として履いた方も多いと思います。ラスト376など、最近主流のラストは、サイズを落とし過ぎなくてもフィット感を得やすくなっているため、着用時のストレスが軽減されます。いままで痛い靴を我慢して履いていた方。もう我慢しなくても良いですよ!!

《名作キャベンディシュ3で使用されるラスト375と履き比べると?》

ラストは、タッセルローファーの名品キャベンディシュ―3で使用されているラスト375と比べ、若干つま先が短くなります。足型にもよりますが、幅都などの設定は近いため、同じサイズで履かれる方が多いです。ラスト375やラスト376を使用しているモデルが増えているため、一度サイズが分かると今後の商品選びが楽になりますよ。

《グリップ力に優れ、雨にも強いクロケット&ジョーンズ純正シティソール》

底材には、コノート2と同じく、シティソールを使用しています。現在クロケット&ジョーンズのインラインでは、ドレッシーなデザインにシティソール、カジュアルやカントリー系のデザインにダイナイトソールを組み合わせることが増えています。

【クロケット&ジョーンズ純正靴修理(シューリペア)】

トレーディングポストの店舗では、クロケット&ジョーンズの純正ダイナイトソールとシティソールの修理を受け付けています。オールソール(底全体の張替え)以外にも、トップリフトやヒール交換なども対応しています。その他にも、フルソックシート(全敷き)やハーフソックシート(半敷き)も交換も可能です。レザーソールからラバーソールにカスタマイズすることも可能!!クロケット&ジョーンズの靴であればトレーディングポスト以外で購入された靴でもかまいません。

その他、傷んだ箇所の補修を含め、靴の状態を拝見しますので、ぜひ愛着のあるクロケット&ジョーンズの革靴をトレーディングポストにお持ちください。

トレーディングポストでは、ブランドを問わず、修理靴をお預かりさせていただきます。革靴のプロが見立て、靴修理のエキスパートが大切に作業させていただきます。

https://youtu.be/yQ4jYhwwJPM