『雨の日が待ち遠しくなる靴』全天候型の革靴~トレーディングポスト オールウェザーコレクション

日本は、梅雨や秋雨など様々な雨にまつわる季語があり、雨とは切っても切れない関係。年間を通して雨が降り、世界平均の2倍の降水量がある国です。

革靴好きにとって、雨は憂鬱なもの・・・。憂鬱な心を晴らすため「雨の日が待ち遠しくなる革靴を作りたい」との思いから開発されたトレーディングポスト オールウェザーコレクション。”高機能の撥水レザー”と優れたフィット感が組み合わさった「究極の全天候型シューズ」です。

『全天候型シューズ、「トレーディングポスト オールウェザーコレクション」

《オールウェザーコレクションのこだわりのポイント》

  • 高級皮革の風合いに撥水機能がプラスされた高機能撥水レザー
  • 日本人の足を研究し、完成させた抜群の履き心地を生む渾身のラスト(木型)

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『高い撥水性で雨でも安心!!高品質なユニオンウォータープルーフカーフ

「ユニオンウォータープルーフカーフ」とは、高い耐水性と高級皮革の質感を兼ね備えた、ハイブリットな素材です。表面加工ではなく、鞣しの段階で撥水剤を革の内部に添加させているのが特徴です。表面加工による劣化がなく、撥水効果が長く続きます。デザイン上の縫い目やアッパーと底材の製法上の隙間があるため、完全防水ではありませんが、普通の雨なら問題なく使用していただけます。茶色のレザーは、バーニッシュ風の濃淡があり、見た目にもこだわっています。機能だけではなく、見た目にもこだわった素材が 「ユニオンウォータープルーフカーフ」 なのです。

水の浸透を抑えますが栄養クリームは浸透します。メンテナンスをしながら靴を長持ちさせられるのもユニオンウォータープルーフカーフの魅力です。

一般的なカーフ素材と比べると、その撥水性は一目両全です。

『日本人の足型データから導き出した、こだわりのラスト(木型)』

オールウェザーコレクションで使用されている「S61ラスト」の特徴は、「後方屈曲木型」と呼ばれる“前方(つま先から甲)”と“後方(甲から踵)”の中心線を分けた設計です。統計では、日本人成人男性の約90%が前方の中心線と後方の中心線が分かれた形状の足をしています。中心線が分かれている足で、一般的な中心線が分かれていない設計の靴を履くと小指側面が外側に向いてしまうため、小指が当たりやすくなるのです。「S61ラスト」は、「後方屈曲木型」を採用することで靴の中で足を“自然な状態”で収めることができるのです。何万人のお客様の足を見てきた経験と日本人の足の統計から導き出したこだわりの設計です。

『足型に近い左右非対称のシルエット』

甲の設計を“左右非対称(内側を盛り上げ、外側を薄く削る)“にすることで、より足型に近い形状になります。そのため、靴の中で足が”自然な形“で収まるのです。自然に収まることでフィット感を得ながら、ストレスフリーな履き心地を生み出します。複雑な構造のラストを、靴の形に成形できるのも高い職人の技術があるからです。

『抜群の履き心地を生む、ウェストのハンドラスティング』

グッドイヤーウェルト製法で製造される多くの既成靴は、量産を目的とするため、機械を使用して釣り込み(アッパーをラストに固定する工程)作業を行います。 S61ラストは、足型に近い設計により、ウェスト(土踏ず)が大きくえぐれた形状をしています。そのウェスト部分は、機械で釣り込めないため、手作業で釣り込みを行います。 このひと手間が抜群の履き心地を生み出すのです。

《靴が緩く感じる理由》

履き心地を判断する基準に踵のフィット感を重視される方も多いと思います。踵が緩く感じる多くは、歩行時に足が靴前方にズレ込み、ヒールカップと踵に隙間が生じることが原因の一つです。ヒールカップが大きくても足が前にズレないと意外と踵が抜けないこともあります。よく「馴染んだら踵が緩くなった」と言われますが、踵は丈夫な芯地が入っているため、馴染んでも形状が大きく変わることがありません。馴染むことでフィット感が落ち、足が前方にズレ込むことで全体や踵が緩く感じるのです。特にグッドイヤーウェルト製の靴は、内部に敷き込まれたコルクのクッション材が徐々に沈んでゆきます。コルクが沈むことで甲部分のゆとりが出るため、甲部分でフィット感を作っている靴は、馴染みがでてから緩みを感じやすいのです。

『甲・ウェスト・側面の3点で足を優しく包みます』

 

足形の形状に沿ったS61ラストは、極上のフィット感を生み出します。甲部分だけではなく、ウェストと側面の3点で足を包み込みフィット感を作ります。甲部分は、コルクの沈みによりゆとりが出ますが、ウェストと側面は、体重などの力が加わりづらいため、馴染みがあまり出ません。そのため、馴染みが出てきても足が前方にズレ込むことを抑えられるのです。さらに甲部分を紐で固定することで、踵が上方向へ抜けることも抑えます。

《一度、実験してください!!》

S61ラストのフィット感の良さを証明する実験があります。紐を絞めない状態で前に体重を乗せてみてください。通常のラストであれば、足が靴前方にズレ込みますが、S61はズレ込みません。もちろん、無理やり足を押し込めば多少はズレ込みますが、通常の歩行ではそのような力は加わりませんのでご安心を!!

『丸みを持たせたヒールカップで踵を優しく包み込みます』

日本人の踵は、欧米人に比べ、踵が小ぶりなため、インポートシューズを履くと踵がゆるく感じることがあります。それは、インポートシューズが踵の大きい欧米人の足用に設計されているためです。以前、外国メーカーの方にS61ラストを試し履きしてもらったところ「踵が小さくて履けない・・・」とおっしゃっておりました。

ヒールカップを小さくすればフィット感が生まれると思うでしょうが、そんな簡単な話ではありません。踵にフィット感を持たせるには、“小ささ”だけではなく、踵の形状に沿う“自然な丸み“を持たせ、踵を包み込むことが重要なのです。包み込まれた踵は、抑えられるストレスから解放されます。包み込む感覚でも踵がフィットするのは、足が前方にズレ込まない設計のラストがあるからです。

『ドレッシーな雰囲気を合わせ持つ耐久性抜群のラバーソール』

底材には、イギリスのラバーソールメーカーの老舗であるハルボロラバー社製のダイナイトソール(Dainite Sole)を使用しています。ラバーソールは水を通さないため、濡れた路面でも底材から水が染み込むことがありません。さらに耐久性の高い素材のため、耐久性にも優れています。突起を含めると厚みがありますが側面から見るとシングルレザーソールほどの厚みなので、靴自体のドレッシーな見た目を損なうことがありません。履き始めは硬い印象ですが履き込むと屈曲し、馴染みが出てきます。

『豊富なデザインバリエーションもオールウェザーコレクションの魅力です』

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《フォーマルからビジネスシーンで活躍するデザインまで揃います》

ストレートチップやパンチキャップにUチップは、シリーズスタートから展開する定番デザインです。スタート当初は、ブラウンカラーの開発が遅れており、通常のカーフ素材を使用していましたが、現在は、ブラウンもウォータープルーフカーフを使用しています。雨でも履ける定番でデザイン・・・。非常に便利です!!

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《ビジカジコーデにぴったりなローファーもセレクト》

使用しているラストや製法は異なりますがローファーもラインナップされています。非常に軽量でストレスフリーな履き心地が魅力です。興味がある方は、以前ご紹介したブログを、ぜひご覧ください!!

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▼「おすすめ!!雨が楽しみになるローファー」▼

《強い雨にはブーツがおすすめ》

強い雨の日使いを想定されている方には、筒部分の高さがあるブーツがおすすめ。シューズタイプよりも履き口からの水の浸入を防ぎます。高すぎない筒なので、年間を通して使っていただけます。チャッカブーツとサイドゴアブーツ。シチュエーションやスタイルに合わせて選んでください!!

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▼「雨の日に履けるおすすめの革靴!!オールウェザーコレクションにサイドゴアブーツ登場!」▼

▼雨の日にお勧めの革靴。オールウェザーコレクションに新作ブーツ登場▼

《気になるお手入れ方法(メンテナンス)は?》

水の浸透は防ぎますが、栄養クリームが浸透するため、通常のスムースレザーと同じお手入れをしてください。表面加工ではないのでクリーナーを使用しても撥水効果が落ちることはありません。クリームを塗らないと通常のスムースレザー同様に表面が乾燥し、ひび割れや革切れに繋がります。クリームを塗り、アッパー革の表面にクリームの被膜を作ることで雨の弾きも強まります。防水スプレーを使用する必要はありませんが、防水スプレーを使うとさらに水弾きが強くなります。ウォータープルーフカーフも長時間一カ所に水を留めておくと銀面部分に水が染み込みます。通常の歩行時には、一カ所に水が留まることが少ないので問題ありませんが、靴を脱ぐ際に水滴が付いている場合は、軽く拭き取ってくださいね。

《堅守なグッドイヤーウェル製法のため、靴底の修理が可能です》

通常のアッパー素材を使用した靴を、雨の日用にするとアッパーが傷みます。その原因は、過度な”濡れる””乾く”を繰り返すと、革の中の水分が乾燥するためです。乾燥した革は、柔軟性が落ちるため、歩行時の曲げ伸ばしにより、履きジワにヒビや革切れを起こしやすくなるのです。ウォータープルーフカーフは、通常の使い方をする限り、革の内部まで水が浸透することがほぼありません。そのため、雨の日用として使用しても革の傷みが大きく異なります。通常のお手入れをしながら、革を良好な状態を保っていただければ、 グッドイヤーウェル製法で作られているため、複数回のオールソール(靴底の張替え)の修理が可能です。 もちろん、トップリフト交換(ヒールのゴム部分)やヒール交換などの修理も可能ですので、ぜひトレーディングポストの店舗へご相談ください。履き潰しにならない革靴!それがトレーディングポスト オールウェザーコレクション!!

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いかがでしたか?ぜひ、オールウェザーコレクションを履いて、憂鬱な梅雨を楽しみましょう!!

https://youtu.be/Mx7rXFru1XQ