DOVER Club
英国エドワードグリーン社のアイコンモデルのひとつである
Uチップ❝DOVER❞をこよなく愛する人たちの入退会自由なクラブ。
DOVERは、ラストやスペックを嬉々として語りたくなる靴。
My DOVERストーリーの共有から、
自分たちが享受している価値を伝え、
クラブ員の輪を広げていくことを目的とする。
私とエドワードグリーンの出会いは、今から10数年前のこと。
旅行で訪れたニューヨークでした。
当時の私はアメカジ・アメトラが好きで、アメリカを代表する某メーカーの靴を「せっかくなら本国で買いたい」と思いニューヨークを訪れました。
下調べを進めるうちに、トレーディングポストのような革靴のセレクトショップがあることを知ります。
高級店が立ち並ぶミッドタウンの一角、そのお店はひっそりと佇んでいました。
少し緊張しながら店内へ足を踏み入れると、エドワードグリーンをはじめ、ガジアーノ・ガーリングなど名だたる英国靴も並んでいました。
魅力的な靴が沢山並んでいて、瞬時に心を動かされたことを今でも思い出します。

店内を見て回っていると、パリッとスーツを綺麗に着こなした黒人の店員さんが声をかけてくれました。
「君は、ファッションが好きそうだね」
彼は1足の靴を手に取りました。
「これを試したらどうだい?」
「君の雰囲気に合いそうだよ!」
そう言って差し出してくれたのがドーバーでした。
ラストは606。
色はロンドングレインのチェスナット(赤茶)でした。
当時の私は黒靴ばかり履いていたため、正直なところ「自分に似合うだろうか」という不安もありました。
しかし、足を入れてみるとその不安はすぐに消えました。
これまで挑戦しなかっただけで、ただの食わず嫌いだったことに気づかされた瞬間でした。
それに、丸みがあるラウンドトウを好んで履いていた自分にとって、606ラストドーバーとの出会いは新しい価値観を与えてくれるものでした。
全体的に英国靴らしい、なだらかなラインにモダンでほんのり角張ったつま先。
クロスオーバーで色んな角度で装いが楽しめそう!
これまでの自分の靴選びになかった選択肢で新鮮でした。
そんなこんなで、思い切って清水買いしたことを思い出します。
その後、所有していたドーバーもサイズの好みが変わったこともあり、手放してしまいましたが、店頭でドーバーを目にするうちに、あの時の想いが蘇りました。

次第に「もう一度欲しい!」そんな気持ちが強くなっていきました。
また購入するとしたら、選ぶ色はレッドウッドと決まっていました。
初めてドーバーに出会ったときのインスピレーションを大切にしたかったからです。
そして今回選んだのは、前回とは異なる202ラスト。
柔らかな丸みを帯びたラウンドトウで、エドワードグリーンらしい英国クラシックを
感じさせるラスト。
606と比べるとカジュアルにも落としやすく、普段の装いにもすっと取り入れやすいバランス。
同じドーバーでも、ラストが変わることで印象や履き心地も変わります。
それもまた、このモデルの奥深さと言えるかもしれませんね。

足を入れた瞬間から伝わる完成度の高さ、一度履いたら虜にさせる履き心地。
履く毎に増す心地よさはエドワードグリーンの真骨頂ともいえます。
ラスト:202
ソール:ダブルレザー
アッパー:カーフ
カラー:レッドウッド
名前:尾西
所属:トレーディングポスト大阪店


